セキュリティ体制の構築 セキュリティ対策を推進する活動を継続させるには、経営者による理解とリーダーシップが不可欠な為、経営者の視点と実務者または支援者としての視点をこの章で学ぶ。 第1章 セキュリティ体制構築の必要性 『 サイバーセキュリティ経営ガイドライン 』 「経営者が認識すべき3原則」 経理者のリーダーシップが重要 自社以外のビジネスパートナー等にも配慮 平常時からのコミュニケーション・情報共有 担当幹部に指示すべき「サイバーセキュリティ経営の重要10項目」 指示1「サイバーセキュリティリスクの認識、組織全体での対応方針の策定」 指示2「サイバーセキュリティリスク管理体制の構築」 指示3「サイバーセキュリティ対策のための資源確保」 『 情報セキュリティ管理基準 』組織体における情報セキュリティマネジメントの円滑で効果的な確立を目指して、マネジメントサイクル構築の包括的な適用範囲を有する基準 『 サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク 』サイバー・フィジカル一体型の社会のセキュリティの新たなモデルを提示 第1層「企業(組織)間のつながり、第2層はフィジカル空間とサイバー空間のつながり、第3層はサイバー空間におけるつながりで整理 第2章 セキュリティ体制構築の具体的な手法 経営者によるサイバーセキュリティリスクの認識とリーダーシップ発揮による対策の推進 経営戦略としてのセキュリティ投資不可欠かつ経営者としての責務 サイバーセキュリティ対策を実施するうえでの責任者となる担当幹部を任命 情報セキュリティポリシーは経営層の意思表明 文章構成は一般的に「情報セキュリティ基本方針(ポリシー)」「情報セキュリティ対策基準(スタンダード)」「情報セキュリティ実施手順(プロシージャ)」の3階層となる 情報セキュリティマネジメントとPDCAサイクル 第3章 様々なセキュリティ組織の形態 セキュリティ体制の拡張と高度化 日本はシステム構築運用をアウトソースすることが多い為、分業体制を前提とし事業継続の観点から法令遵守、リスクマネジメント等に基づくセキュリティ推進活動を行う「セキュリティ統括(室)」に着目している。 セキュリティ統括室とは、期間となるIT領域、製造・運用のOT領域、IoT領域の全てのセキュリティ戦略に対応...